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祭り情報

祭りと伝統芸能 花火について



庶民の間で最も親しまれている夏祭り。その夏祭りのメインイベントといえば大空に上がる華やかな「花火」です。祭りの一環として開催されるのはもちろん、毎年全国各地の花火大会では県外からも大勢の人が現地に押し寄せ、縁日や露天が軒を連ねる大きな賑わいを見せています。

江戸時代に伝わった花火

江戸時代に伝わった花火

今や日本の一年の間で欠かせない風物詩となった花火ですが、その歴史はどこから始まったのでしょうか。諸説がありますが、中国で開発された火薬がその起源であることは間違いないようです。ですが火薬はしばらく戦争の道具として用いられており、現在のような娯楽としての花火の形になったのは13世紀にシルクロードを通り、ヨーロッパに伝わってからでした。花火は王侯貴族の玩弄物として愛用されるようになり、戴冠式や王族の結婚式の祝い事の際にも花火師が徴用されていたといいます。

では花火がいかにして日本に伝わってきたかというと、英国王の使者が江戸時代に徳川家康の前で打ち上げ花火を行なったことが、日本の花火の歴史の始まりだったそうです。これ以降諸大名の間でも花火は評判となり、戦乱の世が収まってからは花火の専門店やねずみ花火などの玩具花火が発売されるなど、庶民たちの間にも娯楽としての花火が浸透していきました。ところが花火による火災が多発し、大川(現在の隅田川)以外で花火をしてはならぬ、という禁止令が出されてしまいました。しかしこの禁を破ってでも花火をする人が多くいたほど、江戸庶民の間で花火は大きな存在となっていました。

死者への祈りだった日本で最初の花火大会

享保17年、西日本を中心に享保の大飢饉が発生。死者は約97万人にも及んだと言います。この翌年、徳川家八代将軍・徳川吉宗は死者の慰霊と悪病の退散を祈るために大川で大花火を打ち上げました。これが"両国の川開き"と呼ばれ、現在まで続く隅田川花火大会の起源であり、日本最古の花火大会であったといいます。花火大会の始まりは、死者への慰霊の願いが込められたものだったのです。

その後も毎年、両国川開きの花火は打ち上げられるようになり、戦争による中断を挟みつつも1961年まで続きましたが、交通事情の悪化と隅田川の汚染問題によって途絶えることとなりました。しかし1978年、ビルで囲まれた隅田川の間において、打ち上げ場所の移動や人々の江戸風情への想いを経て無事「隅田川花火大会」として復活、現在も東京の夏に欠かせないお祭りとして、歴史を重ね続けています。

花火大会は、全国各地で行なわれるようになり、まさに「庶民の祭り」として楽しまれています。ですが、その始まりは死者への祈りであり、これからの平和への願いこもっていました。これからも平和が続くよう、また大会が環境問題によって中止されることのないように、マナーを守って、江戸から続く夏の風物詩を存分に楽しみましょう。