ご希望の日本の祭り・花火大会情報を無料で検索できます。

施設リサーチ/ホームメイト・リサーチTOP

旅探
日本の祭り・花火大会
トップページへ戻る
トップページへ戻る

祭り情報

山王祭、神田祭など東京都の祭りの特色1



東京は京都などと比べると歴史そのものは浅いかもしれませんが、祭り大好きな「江戸っ子」たちのお膝元ということもあって、まさに「お祭り騒ぎ」なイベントが多数行なわれていました。そんな江戸っ子たちの間で隆盛を極めた以下の祭りは「江戸三大祭り」と呼ばれ、今日でも多くの人が訪れています。

都会で江戸時代を感じられる「山王祭」

都会で江戸時代を感じられる「山王祭」

江戸三大だけではなく、「日本三大祭り」の一角にも数えられる日本を代表する祭りの一つで、千代田区の日枝神社の祭礼として神田祭と交互に隔年6月に行なわれています。

古い歴史を持つ日枝神社は明治元年前までは山王社という名前で呼ばれており、大地を支配し万物の成長と繁栄を司る地主神・大山咋神(おほやまくひのかみ)を御祭神としています。その信仰はあつく、徳川家康が江戸城を居城とした際に「城内鎮守の社」「徳川歴朝の産神」として祀られたことで庶民からは「江戸郷の総氏神」「江戸の産神」と崇められていたほどでした。そんな御縁もあり、徳川三代将軍家光の時代以降、山王祭の際は江戸城の中に神輿が入御されるようになり、それを歴代の将軍たちが上覧して楽しむようになったことで「天下祭」と呼ばれ有名になり、祭り自体も大きく盛り上がることとなりました。

今日の山王祭では例祭奉幣や大祓、各種奉祝神賑行事など様々な由緒正しい祭事が行なわれますが、なんといっても見どころは御鳳輦二基・宮神輿一基・山車三基が王朝時代の装束に見を包んだ氏子たちによって東京の都会を巡行する荘厳な「神幸祭」です。総勢500人・300メートルに及ぶ歴史ある神輿の列が国会議事堂東京駅東京タワー、皇居坂下門、銀座中央通りなど東京の街中を練り歩く様子は時代を超えたコラボレーションといった光景で、江戸時代から現代まで受け継がれてきた伝統を感じることができます。

徳川家康ゆかりの「神田祭」

千代田区の神田明神で隔年の5月に開催されている祭りで、山王祭と交互に行なわれており、同じく日本三大祭に数えられることもあります。

神田明神、正式名称神田神社は1300年の歴史を持ち、古くは江戸の総鎮主として、現在は東京都内108の街の総氏神様として祀られていますが、その祭礼である神田祭が行なわれるようになったのは慶長5年(1600年)関ヶ原の合戦の時でした。平将門を奉祀していたことで武将たちからも信仰されていたこの神社で当時、徳川家康が戦勝を祈願して合戦に赴いた所、見事に勝利を勝ち取り天下統一を成し遂げたことから、徳川将軍家よりこの日を縁起の良い祭礼として絶やさず行なうように命じられのだといいます。江戸幕府が開かれて以降もその庇護を受け、神田祭の際には江戸城内に祭礼行列が入城し、将軍家に上覧されていたことから「天下祭」と呼ばれました。

現在も神田、日本橋、秋葉原など108の神田の氏子町を舞台に三基の鳳輦を中心とした大パレードが行なわれますが、江戸時代に庶民の間で語られていたナマズや鬼の首、童話をモチーフにした山車、相馬野馬追騎馬武者など平将門に関連した行列、町田町火消行列など様々な出し物が巡行され、江戸当時にも劣らないほど賑やかな祭りの様相が下町に蘇ります。そして巡行を終えた行列が次々と参道を駆け上り明神内に戻ってくる大迫力の「宮入」は、江戸から衰えることのない祭りのパワーを感じさせます。

江戸の下町魂を熱くする「三社祭」

台東区の浅草神社で毎年5月に行なわれる例祭であり、人情の町・浅草を威勢のよい神輿が練り歩く、まさに下町っ子の祭りといった盛り上がりを見せてくれます。

この神社と祭りの由来は推古天皇が在位する628年ごろ、漁師の桧前浜成・竹成という兄弟が人型の像を掬いあげたことに始まります。何度川に戻しても網にかかるこの像を訝しんだ兄弟が文化人である土師真中知にこのことを相談したところ、それは聖観世音菩薩の尊像であり、ご利益のあると教えられた兄弟は像に豊漁を祈願してみると見事その願いどおりになりました。これを受けた土師真中知は自宅を寺に変え像を奉るようにしたところ、後に彼の嫡男が漁師兄弟と土師真中知を三社権現とするようにとの声を聞き、御祭神として彼らを祀るようにしたことから神社と祭りは「三社」と呼ばれるようにもなったのであり、当初はこの神話に基づいた船祭として開かれていました。

現代では江戸っ子の町下町の魂を現代に残す賑やかで華やかな祭りになっており、半纏をまとった担ぎ手たちがお神輿を猛々しく担いでまわります。お囃子や屋台で構成された「大行列」、子孫繁栄・五穀豊穣を祈る「びんざさら舞」の奉納、約100基にもなる町内会神輿など見どころはたくさんですが、浅草神社の本社御輿であり三社様の御神霊が宿る一、二、三之宮による「本社神輿各町渡御」はまさに圧巻で、東京の初夏を下町魂によってさらに熱く燃え上がらせてくれる祭りです。