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祭り情報

横浜開港祭など神奈川県の祭りの特色



神奈川県は古くは鎌倉幕府の中心地として、近世では横浜開港をきっかけとした国際的都市として様々な意味を持っており、それらに由来した祭りはもちろん、港に限らず海に面した県ならではの祭りも存在します。

勇ましい流鏑馬が見られる「鶴岡八幡宮例祭」

勇ましい流鏑馬が見られる「鶴岡八幡宮例祭」

鶴岡八幡宮は鎌倉市に所在する神社であり、鎌倉幕府を開いた源頼朝と深い関係を持った鎌倉八幡宮とも呼ばれる場所です。神社は康平6年(1063年)、源頼義が京都の石清水八幡宮を鎌倉の由比ヶ浜辺に勧請したことに始まりましたが、治承4年(1180年)に源頼朝が鎌倉入りを果たすと同時に彼は八幡宮を源氏の氏神として祀り、現在の場所に歓請して鎌倉幕府の街づくりの中心地と定めました。その上で放生会の際には流鏑馬を始めとする勇ましい祭事を奉納するとともに武家社会の関心も集め、八幡宮を武士道精神にあふれた鎌倉国家の総鎮主として信仰させていきました。現在行なわれている例祭はこの頼朝が放生会で流鏑馬を行なったことを起源としており、毎年9月に行なわれています。

八幡宮の例祭には鎌倉幕府と頼朝とのつながりもあって多くの人が訪れ、由比ヶ浜辺にて禊(みそ)ぎを行なう「浜降式」、神幸祭、八乙女舞、神前にお供えした鈴虫を自然の中に還す「鈴虫放生祭」など多くの祭事が行なわれますが、例祭の由来ともなった「流鏑馬神事」に最も注目が集まります。鎌倉の狩装束を身にまとった騎手が馬にまたがり、神社境内の馬場に設置された三つの的を駆け抜けながら矢で射っていくという高度な馬術と弓術が必要とされる神事であり、その勇姿は源頼朝を始めとする鎌倉時代の武将たちが現代に蘇ったようです。

「浜降祭」

毎年7月に行なわれる茅ヶ崎市湘南の祭りで、複数の神社から海岸に集まったたくさんの神輿が「どっこいどっこい!」という掛け声とともに海に入っていくという豪快な祭りです。神輿が海に入ることは水で穢(けが)れを洗い流し、同時に水の霊力を呼び覚ます「禊」の効果を持つ、霊験あらたかな神事なのです。

この祭りが行なわれるようになったのには二つの説があります。天保9年(1838年)、県内寒川神社の神輿が大礒町国府本郷の国府祭という祭りへ渡御した帰り道、川の渡し場で寒川と地元の氏子同士が争いを起こしたことが原因で川に落ち行方不明になってしまいました。神輿は数日後、南湖の網元である孫七さんによって漁の最中に発見され無事寒川神社に戻ってきたのですが、このお礼のために神社の神輿が毎年南湖の浜に赴き禊を行なうようになった、というのが第一の説です。

二つ目の説は江戸時代後期の『新編相模国風土記稿』によるもので、鶴嶺の八幡宮では寒川神社の神輿が川に落下する前から心身の罪や穢(けが)れを清めるための神事として、禊(みそぎ)をするために浜辺への渡御が行なわれていた、という記述がその起源とする説です。この二つの説どちらが正しいかははっきりしませんが、両者の内容が次第に混ざり合い、明治9年(1876年)には日程が定められ「浜降祭」として行なわれるようになりました。

祭りの当日には複数の神社から神輿が40基ほど西浜海岸の式典会場に集められ、会場に入場する前に一度、式典が終了しそれぞれの神社に帰る前に一度海に入り禊を行ないます。このとき「どっこい!」という独特の掛け声が発せられますが、これは相州神輿独特の掛け声で、「茅ヶ崎甚句」を歌いながら行なわれる場合もあります。神社毎に個性のある容姿の担ぎ手たちがたくさんの神輿と共に海に飛び込んでいく様子は迫力満点です。

港町の歴史を感じる「横浜開港祭」

1859年の7月1日(現在の6月2日)、日米修好通商条約をきっかけとした横浜の開港記念日に由来した一大イベントです。"Thanks to the Port"、「開港祭を祝い、港に感謝しよう!」をテーマとし、1981年より毎年6月にみなとみらい21をメイン会場に開催されています。はじめは横浜国際デー「プレ横浜どんたく」という名称でしたが、次第に変更され現在の開港祭という名前になりました。

  • 横浜湾港内のクルージング、乗船体験など横浜湾や水に関連した催しを楽しめる「マリンイベント」
  • 臨港パーク内に設置された横浜発祥の品展示会や、横浜湾を通した世界の料理を楽しめるワールドグルメカーニバルなど横浜の文化を楽しめる「ランドイベント」
  • パーク内で横浜に関連した問題が出されるクイズ大会やよさこい踊り、アーティストによるパフォーマンスが行なわれる「ステージイベント」

この3つのコンテンツをメインとして、市民が横浜のこと、横浜港のことを実際に体験して理解することができるような祭りになっており、日本の文明開化の先がけとなった「横浜開港」がどのようなもので、今にどんな効果をもたらしているのかを伝えている祭りでもあります。