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祭り情報

静岡まつりなど静岡県の祭りの特色



静岡県は日本一の富士山をはじめ豊かで広大な土地が広がっていますが、東海道五十三次ルートにもなっているように東西の通り道としての役割もこなしており、歴史上の人物も静岡を訪れていることが由来の祭りも存在します。

凧揚げ合戦で有名な「浜松まつり」

凧揚げ合戦で有名な「浜松まつり」

毎年5月浜松市にて開催されている450年以上の歴史を持つ祭りで、神社の例祭などではなく市民参加型の「都市祭り」として長年浜松の人々に親しまれ続けています。

「浜松城記」によれば永禄年間(1558~1569年)の当時、浜松を治めていた引馬城主飯尾豊前守なる人物に長男が誕生したことのお祝いとして、長男・義廣の名前を大きく書いた凧を揚げたことが起源だとされています。また浜松は地域柄遠州地方からとても強い風を受けており、凧揚げにはとても適した地域であったこともこれだけ祭りが栄えた理由の1つとされています。このことに由来し、祭りの昼間には盛大な凧揚げ合戦が行なわれます。合戦には町内毎に数百人が参加し、凧糸をお互いに絡ませて切りあうことから「ケンカ凧」とも呼ばれており、摩擦熱によって発生する焦げた匂いは祭りを大いに盛り上げます。試合に使用する凧は4~6帖ほどの大きさが良いとされ、糸を早く出す「ガラ」、糸を素早く引きよせる「テギ」、相手の糸に上から絡ませる「チョン掛け」、下から絡ませる「釣揚げ」など様々なテクニックを用いて白熱の勝負が繰り広げられています。

凧揚げが終了して日が暮れると、今度は浜松の中心街を会場に絢爛な御殿屋台の曳き回しが始まります。凧合戦の帰りに屋台を曳いていたことが始まりだとされ、町によって個性あるきらびやかな山車がお囃子の流れる浜松の中を巡行していきます。人々が団体でラッパや太鼓を鳴らしながらすり足で「おいしょ!おいしょ!」と進んでいく「練り」も見どころです。

強風のなか熱い勝負が繰り広げられる祭りとして、また長男誕生のお祝いとして、都市祭りは市民から愛され続けています。

富士山と一体化した「富士宮まつり」

日本一の富士山を有する富士宮市の中心である富士山本宮浅間大社の秋の例祭であり、富士山を背景に山車や屋台が競り合いを行なう富士宮でしか見られない光景が繰り広げられます。

ここ富士山本宮浅間大社は各地に千を超える数の浅間神社の総本宮であり、はじめに浅間大神・木花之佐久夜毘売命を祀り富士山の噴火を鎮めた大社です。富士宮まつりは9月に行なわれる例祭であり、その年の収穫と健康を神様に感謝するため囃子が演奏される中で山車が富士宮の町を曳行します。山車は四輪を基本形とし、富士宮特有の山車という型は存在しませんが、どの山車も迫り上がる構造や人形が飾られたものなど個性豊かで、それらが目抜き通りの各所で競り合う様子は背後の富士山と囃子とも相まってかなりの迫力を見せてくれます。

この山車巡行の際に演奏される囃子は「富士宮囃子」というもので、県の無形民俗文化財に指定されています。その起源は明らかになっていませんが、その曲調から幕末に関東から伝わってきた可能性があるといわれています。五人囃子で演奏され、歩行時に奏でられる囃子と、山車・屋台上で奏でられる囃子の二種類がありますが、中でも山車同士の競り合いで演じられる「屋台」は祭りの局面をさらに盛り上げてくれる曲で「喧嘩囃子」ともいわれています。

これらの祭事を奉納し富士山を鎮めてくれている浅間大社へ感謝を捧げるのですが、当祭に限らず富士山に関係した祭りは、富士山の山開きに際した「開山祭」、富士山からの湧水を感謝する「御田植え神事」、浅間大社で着火した火をお神輿に点火して市内を練り歩く「富士山御神火まつり」など多々見受けられ、富士山がいかに大きな存在であるかを物語っています。

徳川家康にまつわる「静岡まつり」

静岡市で昭和32年(1957年)年より毎年4月に行なわれている市民の祭りで、「駿河城に大御所として隠居していた徳川家康が、駿府(今の静岡)に家臣を連れてお花見に出かけた」という故事をもとに、一連の行事が行なわれるというものです。

450年以上の歴史を持ち駿河の大祭として行なわれてきた静岡浅間神社の「廿日会祭」と呼応して開催されており、毎年様々な催しが見どころとして行なわれます。

大きな流れとしては

  • 祭りの始まりに俳優扮する大御所(徳川家康)が竹千代、奉公衆らに「花見に行こう」と誘いかける「開門式」
  • 大御所から花見に誘われた町民たちが武者、花嫁、太鼓隊など様々な衣装に身を包んで多方面から会場に向かう「駿府登城行列」
  • 大御所が大名たちを引き連れ城下を練り歩き、花見に向かう「大御所花見行列」
  • 飛び入り参加可能な竹千代連をはじめ、万を超える参加者が通りで舞い踊り花見を盛り上げる「城下総踊り夜桜乱舞」
  • 宴の終焉を告げるとともに現代に蘇った家康公への送り火でもある「駿府紅蓮の大炎上」

以上5章の物語から構成されています。祭りの期間中は城下町(駿府公園)を中心に仮装や屋台を出した人が町中に溢れ、まるで江戸時代にタイムスリップしてしまったかのような気分になることができます。市内が賑わうとともに、大御所を通して多くの人に静岡のことを知ってもらうきっかけにもなっているイベントです。