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祭り情報

さぬき高松まつりなど香川県の祭りの特色



四国北東に位置する香川県といえばまず「うどん県」ということが頭に浮かんでしまいがちですが、もちろんそれだけではありません。瀬戸内海や讃岐平野など自然豊かな土地を持ち、瀬戸大橋のある今も昔も多くの人にとっての四国の入口としての役割を持っていた香川には文化の伝承と伝来を経た祭りが多々見られるのです。

金刀比羅祭

金刀比羅祭

讃岐の金刀比羅宮は「こんぴらさん」の名で人々から親しまれているのと同時に、万物を司る国造りの神様である大物主神を御祭神とする、全国の金刀比羅信仰の総本山でもあります。創建当時、琴平山に位置するこの神社は、大物主神のみを祀っており、名前も琴平神社と呼ばれていました。しかし神仏混交の影響で永万元年(1165年)に崇徳天皇を合祀した際に金刀比羅の名を預かり、明治の神仏分離をもって金刀比羅宮という現在の印象的な名前になりました。こんぴらさんには春の祈年祭や新嘗祭など通常の祭りの他にも田植祭や蹴鞠など昔の文化を残す貴重な祭事が多く伝えられていますが、一番盛大に行なわれるのが毎年10月に開催される例祭・「金刀比羅祭」です。また当日の神輿行列の先頭を「頭人」という子どもたちが務めることから「おとうにんさま」とも呼ばれています。

祭りは事前の身を清めるための神事や準備期間も含めると一ヶ月以上もの間続けられることになりますが、メインイベントとなるのは10月の三日間に行われる「神幸祭」です。初日である「宵宮祭」は夕刻より開始され、伝統衣装をまとった巫女たちによる「八少女舞」の奉納などが行なわれます。そして翌日の「御本宮 例祭」にていよいよお神輿が御旅所までを渡御する御神幸(「おさがり」とも)が行なわれます。馬に乗った男児の頭人、駕籠に乗った女児の頭人二人ずつを先頭に、猿田彦、巫女、百姓、神馬といった平安時代さながらの500人におよぶ行列が神輿を伴い巡行していきます。頭人が先頭となるのは、穢れを知らない子どもたちが神様を導くことができるとされているからです。無事御旅所へ到着すると神職たちによる「大和舞」などが奉仕される「行宮着御祭」が開かれます。そして最終日になると、同様に御旅所にて「献馬式」「金刀比羅舞」「八少女舞」などの演舞が奉納された後、再び前日同様の行列が構成され、神様は本宮へと戻り祭りも終了となります。厳粛に行われることで有名な金刀比羅の祭礼ですが、それだけに例祭の御神幸では他に類を見ない荘厳さをもった見事な渡御が繰り広げられています。

さぬき豊浜ちょうさ祭

香川県西部の海に面した観音寺市の豊浜八幡神社で毎年10月に開かれる例祭であり、「ちょうさ」と呼ばれる「太鼓屋台」が各地区から集まり町を練り歩いていきます。

ちょうさは150年程前に当地へ伝わってきた山車の一種であり、掛け布団や幕、彫刻などで飾りつけ金銀の刺繍を施した豪華絢爛な太鼓台です。美しさもさることながら、江戸時代より伝わるその見事な造りにも目を惹かれます。豊浜には現在個性あふれる23台のちょうさが地区ごとに伝承されており、祭りには全台が曳き出され町を巡行していきます。普段は他の山車と同じように台車部分の車輪を用いて地面を曳いていきますが、台車と上部分を分離させて担ぐこともできます。この仕組を活かし、どちらのちょうさが力強く担ぎ上げられているかを地区ごとに勝負する「ちょうさ担きくらべ」は祭りのクライマックスを盛り上げるイベントの一つです。

しかし祭りの主役はちょうさだけではありません。ちょうさよりも位が高く、太鼓と鉦のリズムに合わせて席船歌が歌われながら巡行する「席船」や弘化二年(1845年)より続く「箕浦獅子舞」の奉納、そして豊浜八幡宮のお神輿は豊浜港を発ち豊漁を願う「船渡御」を行ないます。そのどれもがちょうさ同様豊浜の歴史を今に残す貴重な存在であり、祭りの見どころでもあります。

さぬき高松まつり

毎年8月に高松市で三日間にかけて行なわれている香川を代表する夏祭りで、花火大会と高松市を会場に踊られる総踊りで大いに盛り上がり夏の暑さを吹き飛ばします。

昭和39年(1964年)を第一回として始まったこの祭りは、元々別に行なわれていた二つの祭りが組み合わさってできたものでした。その二つが「商工港まつり」と「盆踊り大会」です。港まつりは本来海と港を題材にした「高松港まつり」であり、多くの観光客も訪れる高松の夏祭りでした。盆踊り大会は終戦から約2年後、屋島で8月に行なわれていた「湯島山上盆踊り」がルーツとなっています。こちらも香川県を超えて四国、中国地方から参加者が集うほど盛大な祭りとして知られていました。この二つを中心に新たな一つの祭りとした「さぬき高松まつり」は香川県内外の人に夏の風物詩として愛され続け、今や四国の四大祭りに数えられるほどの賑わいを毎年高松の夜にもたらしています。

毎年様々なイベントで盛り上がりを魅せますが、中でも毎年サンポート海上などから毎年6000発以上の花火が打ちあげられる花火大会の「どんどん高松」と、祭りのラストの三日目に参加者全員で踊り明かす「総踊り」が毎年の恒例になっています。花火は港を出る大型観覧船からも楽しむことができ、総踊りは讃岐に古くから伝わる盆踊り唄「一合まいた」をアレンジした「さぬき高松のテーマ」曲にあわせて演舞が行なわれるなど、ルーツとなった二祭の面影もそこには残っています。夏の夜を熱く彩りながら、高松の文化も伝えている市民の祭りです。