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祭り情報

祭りの掛け声



大きな声を出して叫ぶことは、勢いをつけてくれます。そしてそれが大勢での掛け声とあればなおさらです。日本各地の祭りでも神輿を担ぐ時や踊りの途中など、さまざまな場面でいろいろな掛け声が出されているのをよく耳にしますが、それらは一体どのような意味を持っているのでしょうか。

最もオーソドックスな「ワッショイ!」

最もオーソドックスな「ワッショイ!」

「ワッショイ!ワッショイ!」という掛け声は、おそらく誰もが耳にしたことがある掛け声の1つだと思います。神輿を担ぐ際に男たちが一斉に出す掛け声であり、その迫力ある様子から普段重いものを運ぶさいにも思わず口に出す人もいるほど浸透しています。ですが、この「ワッショイ!」というのはどういった意味があるのでしょうか。

この「ワッショイ」という掛け声は神輿担ぎにおいて、最もオードソックスな「平担ぎ」をする際に出される掛け声だとされています。しかしその意味においては諸説あるものの、確かな意味は不明です。神輿に神様が宿られた、神様がやってきてくださったという意味で発していた「和上同慶(わじょうどうけい)」という言葉が「ワッショイ」に変化したという説、「和(輪)をせおう」、「和と一緒にある」など皆と一緒に何か物事をなしている(=和を以って貴しと為す)という意味の掛け声だとする説、ヘブライ語で運べという意味の「エッサ」という言葉が日本に伝わり変化した説などさまざまですが、どれも確証は得られていません。

地方ごとの祭りの掛け声

地方ごとの祭りの掛け声

そしてワッショイと同様に、その担ぎ方や地域などによって、神輿行脚の際にはさまざまな声が発せられています。神輿を上下させる江戸前担ぎをする際には「エッサエッサ!」、高く持ち上げ・差し上げをする深川担ぎの際には「モーメモーメ!」、「サーセサーセ!」など担ぎ方によって変わるものもあります。関西の掛け声で、現在は関東の祭りでも出されている「ソイヤソイヤ!」、湘南地区で叫ばれている「ドッコイ、ドッコイ!」九十九里地区で叫ばれる「アンリャアドシタ」と地域によって変わるものなど、固有の掛け声が数多く存在します。

神輿担ぎの掛け声と同様、祭り中には特徴的な掛け声が発せられる場面が多くありますが、地方ごとの祭りの掛け声にはその特色がよく出ています。例として挙げてみると、青森県のねぶた祭りでは「ラッセラー!」、「ヤーヤドー!」、山形の花笠まつりでは「ヤッショ、マカショ」、高知県のよさこい祭りでは「よっちょれよ!」とバリエーション豊かな掛け声があげられています。祭りにもよるのですが、これらの掛け声には方言や伝統の言葉が変化したものがみられます。青森の「ラッセラー!」や「ヤーヤドー!」は元々合戦における凱旋・出陣の際の掛け声、花笠の「ヤッショ、マカショ」は大正時代かんがい用溜め池工事の際に、土突(どんつ)き作業をする時に使われていた掛け声であり、民謡から取られたという説が伝えられています。高知の「よっちょれよ!」は、そのまま土佐弁で「そこをどけ!」という意味であり、雄々しいよさこい祭りにはぴったりの掛け声です。聞いただけでは意味のわからない言葉も、これらのように由来をたどれば、その地方や祭りの背景にたどりつくこともあります。

みんなで、大声で叫ぼう!

みんなで、大声で叫ぼう!

神輿の掛け声も地方独特の掛け声も、一度聞いたら思わず口にだしたくなる響きを持っています。種類も由来も意味もさまざまですが、どんな掛け声も大きな声で、皆で声を出すことにより一体感が強まり、共に祭りを楽しんでいる仲間だという意識が一層強まるのではないでしょうか。祭りの背景を知るためのきっかけだけでなく、結束を固めてくれるという意味でも、掛け声は祭りにとって欠かせない要素と言えます。