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花火大会情報

中東・アフリカの花火大会①



打ち上げ花火は、日本では民衆が楽しむ物であったり豊作を祈願・感謝するために神様へ奉納する物であったりする場合が多く見られますが、国によっては花火大会が国家的イベントとなる場合や富豪たちの富の象徴になる場合もあります。

クウェートの「ゴールデン・ジュビリー」

クウェートの「ゴールデン・ジュビリー」

中東のペルシャ湾の奥にあるクウェートは、日本の四国よりひと回り小さな面積の国です。16世紀頃からオスマン帝国の支配下にあったこの地域は、20世紀初頭からイギリスの植民地となり、1961年(昭和36年)の独立までその支配が継続しました。

翌1962年(昭和37年)11月11日、当時の首長アブドゥッラー3世によって憲法の発効が宣言されたことにより、クウェートはペルシャ湾岸諸国の中で初めて憲法や国民議会を持つ立憲君主国家となりました。

その50年後の2012年(平成24年)11月、首都クウェート市で憲法の制定50周年を祝って開かれたのが、「ゴールデン・ジュビリー」大花火大会です。ゴールデン・ジュビリーとは「50年祝典」の意味であり、つまり「憲法制定50周年記念」あるいは「独立50周年記念」の花火大会となります。

立憲君主国家とはいえ実態は一族による独裁体制であるクウェートの国家的祝典であったため、この花火大会は前代未聞の大規模な物となりました。1時間の打ち上げ時間で放たれた花火はなんと、7万7,282発。史上最大規模の花火大会としてギネスブックにも認定されました。要した費用はおよそ13億円とも言われています。

クウェート市のペルシャ湾沖合に海岸線に沿うように花火の発射台が設置され、間髪を容れず次々と無数もの花火が打ち上げられました。同時に上げられる花火の色はほぼ統一されていたため、同じ色の花火が同じ高さに数キロメートルにわたって開き、さながら花火の帯が夜空に横たわり続けているかのような盛大な花火大会でした。

ドバイの「50万発花火大会」

クウェートで憲法制定50年を祝う花火が上がったおよそ1年後、同じくペルシャ湾岸のドバイで、クウェートのギネス認定記録を軽く更新する大規模な花火が打ち上げられました。

ドバイはアラブ首長国連邦(UAE)を構成する7つの首長国の中のひとつで、石油産出国としてだけでなく、中東地域における貿易や商業の最大の中心地として目覚ましい発展を遂げている国です。世界で最も高い建造物「ブルジュ・ハリーファ」がそびえ立つ摩天楼の光景も有名で、観光産業の発展も凄まじく、世界中からのビジネス客や旅行客が集結する国際都市としても知られています。

そんなドバイにはやはり「世界一」の称号が良く似合います。先述の「ブルジュ・ハリーファ」や、人工衛星から見える唯一の人工群島と言われている「パーム・アイランド」、ジュメイラビーチの人工島に建てられた世界最高級の高層ホテル「ブルジュ・アル・アラブ」など、ドバイはすべてが飛び抜けて豪快です。

そんなドバイで2013年(平成25年)の大晦日、打ち上げられたカウントダウン花火のニュースは瞬く間に全世界を駆け抜けました。クウェートの7万発を一気に塗り替える、なんと、50万発もの花火がたった6分間に打ち上げられたのです。しかし、かかった費用はおよそ6億円であるとされ、クウェートの13億円の半額以下に抑えられました。

国家の威信を示すため、誰にも破られないような飛び抜けた数の花火を打ち上げたい。しかし、予算はなるべく抑えたい。そんな、大胆な計画ながら緻密な計算が感じられる「50万発花火大会」。ここにもドバイが世界的なビジネス都市である一面が垣間見られるようです。