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花火大会情報

中東・アフリカの花火大会②



どの国にも大切な「記念日」が定められています。そしてそんな記念日には、しばしば花火大会が催されます。ここではトルコの共和国樹立記念日を祝う花火大会と、アフリカ大陸・モロッコ王国の国王即位記念日を祝う花火大会を紹介します。

イスタンブール「共和国の日」の花火大会

イスタンブール「共和国の日」の花火大会

トルコ最大の都市にしてヨーロッパとアジア間のボスポラス海峡を挟んだイスタンブールは、経済のみならず、その長い歴史や文化的側面においてもこの地方の中心的都市です。このイスタンブールでは、毎年10月29日のトルコ共和国樹立記念日に大規模な花火大会が開催されます。

オスマン帝国の衰退が見え始めた20世紀初頭、イスタンブールの周辺は外国軍に占領されるようになりました。そこで立ち上がったのが、のちに初代大統領となり「トルコ建国の父」と称されるムスタファ・ケマル・アタテュルクです。ムスタファ・ケマルはトルコ革命を率いて祖国回復運動を展開し、1923年(大正12年)10月29日、ついにトルコ共和国の樹立を宣言するまでにたどり着きました。西洋諸国からの植民地化を防ぎ、独立を果たしたムスタファ・ケマルの功績を讃え、現在では10月29日には首都アンカラと、彼が没したイスタンブールで盛大な祝祭が開かれています。

イスタンブールの花火が打ち上げられるのは、ボスポラス海峡に架かるボスポラス大橋付近です。海峡といっても最も狭い地点で幅はおよそ800メートルの狭い海峡で、大きめの川のような景観と言った方がふさわしく思われます。ライトアップされたボスポラス大橋のカラフルな灯りが水面に映える中、無数の花火が連続して打ち上げられます。日本の打ち上げ花火と異なる点は、打ち上げの「間」がなく、次から次へと休む間もなく打ち上げられることで、破裂音が鳴りっぱなしの豪快な花火大会です。民族のため祖国回復を達成できたトルコ国民のほとばしる喜びが表れているかのような花火なのです。

モロッコの国王即位記念日を祝う花火

北アフリカ北西部のモロッコ王国は、西は大西洋に、北は地中海に面している立憲君主制国家です。ハンフリー・ボガートとイングリット・バーグマン主演の映画の舞台となったカサブランカや古都マラケシュ、ジブラルタル海峡に面した国際都市タンジェ、首都ラバトといった有名な都市もあり、アフリカ大陸の中では比較的豊かな国と言われています。

このモロッコ国内で盛大に花火が打ち上げられるのが、現国王の即位記念日である7月30日です。前国王ハサン2世が1999年(平成11年)に崩御したことに伴い、ハサン2世の息子であるムハンマド6世が36歳の若さで即位したことを祝って花火大会が開催され始めました。現在でも7月30日は祝日と定められており、国内の街のいたるところにはモロッコ国旗が掲げられ、前夜祭には軍隊によるパレードが行なわれるなど、様々なイベントが催されます、街によっては、この前夜祭で花火大会が行なわれるところもあり、翌日の即位記念日へ向けての祝賀ムードが否応なく高まってきます。そして即位記念日の当日には国全体が国王へのお祝いに満ち、様々なパレードやイベント、子供向けの移動遊園地や空軍飛行隊による航空ショウまで繰り広げられます。前夜祭から足掛け二日間にわたって国中を挙げて国王の即位記念日を祝う行事が続き、そのエンディングを飾るのが花火大会です。立て続けに打ち上げられる花火は日本の花火大会と異なり、打ち上げの「間」がない物ですが、北アフリカの夜空に次々と咲く花火の大輪は素晴らしく、王国の平和を祈っているかのようです。