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日本の祭り・花火大会

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日本の祭り、花火大会に関する施設情報を検索できる「旅探」、日本の祭り、花火大会に関する用語(か行)をご紹介します。花火の種類の他、行事や歴史など日本の祭り、花火大会のことがよくわかる用語集をご活用下さい!

日本の祭り・花火大会 用語集

日本の祭り・花火大会 用語を50音順に見やすくまとめました!探している用語の行を選択して下さい。

か行

  • 鏡開き

    鏡開きとは、正月に年神様にお供えした鏡餅をおろして割り、調理して食べる儀式のことを意味する。鏡餅とは正月飾りと同じく年末に床の間などに飾る、丸く平らな餅のこと。餅は古くからめでたいハレの日に神様に捧げる神聖な食べ物として用いられており、年神様に供えた餅を食べることで、新しい生命力を授かることができるとされる。鏡開きが行なわれるのは1月11日。もともと武家社会の風習であった鏡開きは、鏡餅を包丁で「切る」ことは武家の伝統から縁起が悪いと言われており、手や木槌などで割って細かく分けるのが通例。このとき鏡餅の割れが多い程、その年は豊作になるという伝えもある。割った餅は、1月15日の小正月に健康を祈って頂く「小豆がゆ」やお雑煮などに入れて頂く。また、結婚式や祭りなどの祝宴で、菰(こも)を巻き付けた酒樽「菰樽(こもだる)」の蓋を木槌で割る儀式も鏡開きという。

  • 書き初め

    書き初めとは、書の上達やその年の意気込みや決意を表わし、正月に初めて筆と墨を使って書をしたためることで、多くは1月2日に行なわれる。書き初めはもともと宮中で行なわれていた貴族の行事で、元日の朝に最初に井戸からくんだ水「若水」で墨をすり、その年の恵方に向かってめでたい詩歌を書いていた。その後、江戸時代に寺子屋が普及。庶民の間でも書き初めが正月の習慣となっていったとされる。多くの小学校・中学校で書き初めが冬休みの宿題となったり、書道教室で書き初め大会が行なわれたり、子供たちが1年の抱負を書にしたためている。またこの書き初めの書は、1月15日のどんと焼き「左義長(さぎちょう)」の際に火にくべ、灰が高く舞い上がれば、書の腕が上達するとの言い伝えがある。

  • かぎや

    かぎやとは、江戸時代から続く花火屋を意味する。漢字では「鍵屋」と表記。1659年(万治2年)、鍵屋初代弥兵衛が奈良県から江戸へと上京し、自ら製造した花火を発売。その花火が好評となり、その後弥兵衛は屋号を「鍵屋」とした花火店を両国に構えた。江戸で花火が流行すると鍵屋は益々発展し、隅田川花火大会の前身となる両国の川開きの水神祭では鍵屋六代目弥兵衛が打ち上げ花火を披露し、江戸庶民の間でも「鍵屋」の名を広める。その後、鍵屋から暖簾分けして創業された「玉屋」と共に隅田川を彩り、両国の川開きでは両国橋から上流は玉屋、下流では鍵屋が花火を打ち上げ、その花火の美しさを競った。江戸の人々がそれら両花火師を称えたときに生まれたのが、「たまや」「かぎや」の掛け声と言われている。

  • 掛け星

    掛け星とは、打ち上げ花火に使われる「星」の種類のひとつを意味する。その丸い形から「丸星」とも呼ばれ、日本花火の最大の特徴とも言える。かつては花火師の手によってひとつずつ丸めて作られていたが、その後、「星掛け機」という回転式の釜状の道具を用いて作られるようになった。通常、掛け星はコルク片や菜種、綿の実や粒状の粘土などを芯として、酸化剤や発色剤、助燃剤などを混合した「和剤」と糊を加えた物をまぶしては乾かす作業を繰り返して製造される。この「星掛け」と言われる作業は花火のできを大きく左右し、20mm程度の尺玉の星では最低でも2、3ヵ月程の長い時間をかけて丁寧に行なわれる。また、途中で色が変わる「変色星」を作る場合は配合の異なる和剤を用いることで、燃えたときの色に変化を付けることができる。

  • 重ね星

    重ね星とは、打ち上げ花火の花火玉に入る火薬の一種、「星」のひとつを意味する。パイプ状の筒に火薬を詰めて打ちぬくことで作られる物を「打ち星」と言うが、その打ち星を2つ重ね、繋いで巻き付けた物を「重ね星」と言う。ひとつの星に様々な色の火薬を混ぜることで、色の変化が楽しめる「掛け星」とは異なり「打ち星」は単色であることが多いため、このような場合に2つの星を組み合わせることで花火の変色を実現させるという方法だ。また、重ね星の一種として「パイプ星」と呼ばれる物もあり、こちらは紙の筒に数種類の薬剤が詰められており、色を変化させながら燃焼する星を指す。割物花火に入れられる変色する星は「掛け星」であることがほとんどであるが、「重ね星」や「パイプ星」は昼花火の煙を楽しむ花火や、不規則に星が動く「蜂」などといった花火に使われている。

  • 型物

    型物とは、空中で花火が開いたときになんらかの図形や絵などの型を表すタイプの打ち上げ花火を意味する。型物の歴史は意外にも古く、江戸末期頃から存在。当時は花火で表現できる色が限られていたため、円や十字などの形でユニークさを追求したのが型物の始まりとされている。その後、もっと複雑な絵柄の花火が作られるようになり、代表的な物に「ハート型」や「スマイルマーク型」、または人気のキャラクターなども打ち上げられるようになった。ただし、型物は基本的に平面で作られているので、見る角度によっては何の形を表しているのかが分からない場合もある。そのことを考慮し、型物は通常何発か違った向きに打ち上げられ、どの角度から見てもどんな型物花火が上がっているのかが分かるよう配慮されていることも。また、花火師の努力と工夫によって、立体的な型物花火も開発されている。

  • 担ぎ手

    担ぎ手とは、神輿(みこし)を担ぐ人たちのことを意味する。一般的に、祭りが執り行なわれる神社の氏子の男性が担当するが、中には女性が担ぐ「女神輿」や、氏子の人数が揃わない場合に氏子以外の参加を認めている地域もある。神輿を担ぐ祭りは全国に広く見られるが、特に東京では三社祭りや神田祭りなどといった神輿が出る祭りが多く、その数は1000基以上にも及ぶ。各町内に収められている神輿もあり、かつては町火消しが祭りを仕切っていたため、服装などに火消しの伝統を見ることができる。法被(はっぴ)を着て神輿を担ぐ地域もあるが、東京では職人の作業着である「半纏(はんてん)」を着る地域が多い。頭に何もかぶらないことは無礼とされるため、手ぬぐいなどをかぶるのが一般的。

  • かまくら

    かまくらとは、水神様を祀るために雪で盛って作った雪洞を意味する。かまくらというと、雪深い地域において子供たちが遊びで作る雪の家というイメージが強いが、本来かまくらとは立派な伝統行事である。降雪地域、特に秋田県を中心に行なわれているかまくら作りは、毎年小正月の1月15日前後に開催される。水田稲作が盛んな秋田県にとって水不足は深刻な問題であるため、水神様を信仰するようになった。かまくらの中には水神様を祀る祭壇が設けられ、甘酒やみかん、餅などをお供えし、子供たちがかまくらの中に入って餅を焼いて食べたり道行く人に甘酒などをふるまったりするのが伝統的なスタイルである。中でも約450年の歴史を持つ「横手のかまくら」や約700年の歴史がある「六郷のかまくら」が有名で、六郷のかまくらは重要無形文化財に指定されている。

  • 冠菊

    冠菊とは、打ち上げ花火のうち、丸く開く「割物花火(わりものはなび)」のひとつである「菊」の一種を意味する。菊は星が燃焼したときに火の粉の尾を引いて開くのが特徴的な花火だが、その中でも冠菊に分類される花火は星が長くゆっくりと尾を引き垂れる物をいう。語源は、 肩まで切り揃えた昔の子供の髪型「禿(かむろ)」に似ていることからこの名が付けられたとされている。冠菊の中にもそれぞれの特徴によっていくつかの種類に分かれており、「錦冠菊(にしきかむろぎく)」や「芯入り銀冠菊(しんいりぎんかむろぎく)」などがある。錦冠菊は別名「しだれ柳」とも呼ばれ、金色の光の尾がゆっくりと垂れて落ちてくるのが特徴的な花火で、多くの花火大会で打ち上げられる。芯入り銀冠菊は、白銀の光が引き火となって落ちてくるタイプの花火をいう。

  • 火薬類取扱保安責任者

    火薬類取扱保安責任者とは、火薬類保安責任者の一種で、火薬類の貯蔵や消費場所での保安といった火薬類の取扱いに関して安全かつ適正にできているか管理・監督を行なう仕事を意味する。火薬類にかかわる専門的な知識技術を有する者が取得できる国家資格であり、火薬の販売店や建設現場、工場、鉄工所といった火薬を取り扱う現場では必ず資格保持者を配置しなくてはならない。なお、火薬類の貯蔵量または消費量により「甲種」と「乙種」の2つに分けられ、それぞれ任用資格が得られる。また火薬類保安責任者には「火薬類製造保安責任者」という物もあり、火薬の製造現場や火薬庫などの責任者として仕事を行なう。この資格は火薬類の量や種類によって「甲種」「乙種」「丙種」に分かれている。

  • 火薬類取締法

    火薬類取締法とは、法律上定められている火薬類(火薬、爆薬及び火工品)に関して製造・販売・貯蔵・運搬・消費などの取り扱いを規制する法律を意味する。1950年(昭和25年)11月3日に施行された法律であり、本法が制定される前は、1899年(明治32年)に施行された「銃砲火薬類取締法」において、銃砲と火薬類の規制が一括で行なわれていた。なお銃砲の規制は、「銃砲刀剣類所持等取締法」が1958年(昭和33年)に新たに制定されている。また火薬類取締法の所管に関して、製造・販売・貯蔵・消費などは経済産業省、運搬などは内閣府国家公安委員会であり、これらの許可が事前に必要となる。

  • 粥占い

    粥占いとは、粥を用いてその年の吉凶、主に天候や農作物の豊凶などを判断する年占いのひとつを意味する。粥占いの多くは正月に神に粥を献上する際に行なわれ、各家や地域、神社の行事として行なわれるが、地域での粥占いは減少している。粥占いの方法は様々で、煮立たせた粥の中に棒を入れかき混ぜ、その棒に付いた米の数で占う方法、放置した粥のカビの生え方で占う方法、細い竹管の中に米を入れ煮て中に残った粒の数によって占う方法、前年に瓶に甘粥を入れ1年埋めて取り出し、その甘粥の状態によって占う方法などがある。粥占いに使う粥は小豆粥がほとんどであり、占う作物にも違いがあるが、方法は違えど粥によって神意を問う点は共通している。粥を用いる理由は、粥が邪気を払うと言う信仰があるためである。粥占神事を行なう主な神社は、諏訪大社の「筒粥神事(つつがゆしんじ)」、出雲大神宮の「粥占祭」など。

  • 還御

    還御とは、貴人が外出先から居所に帰って来ることを意味する。主に天皇、上皇、太皇太后・皇太后・皇后の三后、または将軍、摂関、公卿などに対して使用される言葉で、天皇に対しては「還幸(かんこう)」という言葉が使われることもある。長野県の戸隠山周辺に位置する「戸隠神社(とがくしじんじゃ)」には、「還御の儀」という神事があり、「渡御の儀」と共に7年に1度の式年大祭の際に行なわれる。「宝光社」に祀られている「天表春命(あめのうわはるのみこと)」が、父親であり「中社」の祭神である「天八意思兼命(あめのやごころおもいかねのみこと)」のもとへと渡り、7年ぶりの親子の再会を果たすという行事である。その往路が「渡御の儀」、復路が「還御の儀」とされ、当日は宝光社と中社を結ぶ約3kmの道のりを、重さ600kgにも及ぶ神輿と共に2時間程の時間をかけて行列が進む。

  • 観覧場所

    観覧場所とは、全国各地で開かれる花火大会において花火を見るのに適している場所を意味する。原則として、花火大会は大きな川沿いの広く見晴らしの良い場所で開催されることが多い。そのため、観覧場所として最も多くの人が集まるのが河川敷となる。多くの見物客が集まる花火大会では場所を取るために前日や当日の朝から開催場所に並ぶ人も見られるが、近隣住民への配慮やトラブルを避けるため、主催する団体から場所取りを開始できる時間が制限されているところもあるので注意が必要。観覧席には有料の場所が設けられていることもあり、料金は花火大会によって異なるが好条件の場所で花火を楽しむことができる。その他に、東京都の隅田川花火大会のような都心で開かれる花火大会では、ビルやマンションなどで花火を楽しむ人も。また、予約制の屋形船を利用し、川の上から花火を見上げるという方法もある。

  • 消え口

    消え口とは、花火の星が燃え尽きるときのことを意味する。打ち上げ花火は、開くと花弁のようにたくさんの火花が散らばる。このひとつひとつを「星」と言う。これらの星は主に、球状、四角、錠剤型などの火薬の塊で、大きさは数cm程度である。このひとつひとつに火がつき、火薬によって飛ばされることによって、きれいな円形の花のような打ち上げ花火になる。消え口は、この星の火薬が燃え尽きて、光が見えなくなるときのことを言う。消え口は、星に使う火薬の量や種類によって変えることができ、花火によって、一斉に消したり、パラパラと消えるようにしたり、外側や内側から順々に消していくなど、いろいろな演出方法がある。一般的には、打ち上げ花火は火が消えるタイミングが揃うと美しいとされており、火が消えるタイミングが揃ったことを「消え口が揃う」と言う。

  • 菊とは、打ち上げ花火の種類のひとつで、丸く尾を引きながら開くのが特徴の花火を意味する。菊と呼ばれる花火は、大きい括りとしては「わりもの」と呼ばれている。これは、球状の玉の中央に割火薬を詰め、さらにその周りに星と呼ばれる火薬の塊を詰め、外側を丈夫な紙で幾重にも巻いて作る。特徴としては、開いたときに大きな円形に見えることである。菊は、「菊星」という特殊な星を使うことで、尾を引くような開き方になる。菊星は、星の火薬の層に「引き」と呼ばれる層をひとつ足してある。この引きの層が燃えながら星が広がることで、光の線が残ったように見える。また、内側の火薬に火がつくタイミングが遅くなるため、花火が開いたあとにやや遅れて色が出ることが特徴。菊と似た花火に「牡丹」という種類があるが、これは引きの層がない牡丹星という星を使ったわりもの花火である。

  • 菊人形

    菊人形とは、菊の花や葉を使って衣装を仕立て上げた人形を意味する。菊人形の頭や顔、手足などは普通の人形と同じ物が使われる。最大の特徴は衣装で、多くの色彩を持つ菊の花を使い、主に女性の着物、ときには男性の着物を表現している。菊人形の歴史は古く、菊細工が流行した江戸時代後期までさかのぼる。当初は園芸の名所であった江戸の染井や巣鴨周辺が中心地であったが、明治時代に入ると流行は江戸本郷の団子坂へ、そして明治末期には両国国技館へと移った。その後は見世物興行へと変化し、菊人形を扱う興行主は全国の遊園地などを中心に巡業。娯楽が多様化したことで最盛期に比べ減少傾向にはあるが、福島県二本松市の「二本松の菊人形」や福井県越前市の「たけふ菊人形」、山形県南陽市の「南陽の菊まつり」などが毎年10月上旬〜11月中旬頃まで開催されている。

  • 奇祭

    奇祭とは、一風変わった祭りを意味する。「八百万の神(やおよろずのかみ)」と言われることからも分かるように、日本に祀られている神様はとても多く、それぞれの地域が持つ独特な風習のもとで祭りが開催されている。ひとことに祭りと言っても、ご神体をのせた神輿と神楽、神楽装束、稚児、山車・獅子などといったご神体をお護りする行列が連なって地域を歩く祭りや、豊作などを祝って踊りや芸を神前で披露する祭り、競い合って激しくぶつかり合う祭りなどその風習は各地域によって実に様々であるため、「奇祭」の定義は難しい。しばしば「奇祭」として紹介されるのが、秋田県の「なまはげ柴灯祭」や長野県の「御柱祭」、山梨県の「吉田の火祭」などの祭りで、毎年テレビをはじめとするメディアでも広く紹介されている。

  • 旧正月

    旧正月とは、旧暦の1月1日及びそのあとの3〜7日間の期間のこと。日本で採用されているグレゴリオ暦における正月とは異なり、旧正月は1月末〜2月中旬の間で毎年変動する。グレゴリオ暦の1月1日を正月とし新年を祝う国が多いが、中国大陸をはじめとする、香港、台湾、韓国、シンガポール、モンゴル、ベトナム、マレーシア、ブルネイなどの一部アジア圏においては旧正月の方を重要視している。特に中国では旧正月は「春節」と言われ、中国本土や世界各地に存在する中華街で盛大に祝われる。お祝いにはあちこちでたくさんの爆竹が鳴らされ、カラフルな中国獅子舞も春節の風物詩となっており、これらの光景は横浜、南京町、長崎新地などの日本の中華街でも見ることができる。

  • 旧暦

    旧暦とは新歴導入以前に採用されていた暦法を意味する。ほとんどの国で「グレゴリオ暦」が使用されており、日本の暦もそれに従っている。以前の暦は「天保暦」と呼ばれ、1872年(明治5年)12月2日まで使用されていた。明治政府は、その翌日の1872年(明治5年)12月3日を西暦1873年(明治6年)の1月1日とし、新暦を導入。しかしそれまで天保暦を基準として生活していた国民に新暦が浸透するまでには時間を要し、結局1910年(明治43年)にわたる間、新暦と共に旧暦も記されていた。ちなみに、グレゴリオ暦は太陽の動きを基準とした「太陽暦」であるのに対し、旧暦は月の満ち欠けをもとにした「太陰暦」に加え、太陽の動きも参考とした「太陰太陽暦」と呼ばれる暦法である。

  • 競技花火大会

    競技花火大会とは、花火師が腕を競い合い、創造花火やスターマインなどの美しさで順位付けを行なう大会である。日本には、「花火大会」と呼ばれるイベントは無数にあるが、「競技花火大会」と呼ばれている物は数が少ない。その中で特に有名で大規模な物が、「全国花火競技大会」、「土浦全国花火競技大会」、「伊勢神宮奉納全国花火大会」の3つで、この3つをまとめて「日本三大競技花火大会」と呼んでいる。日本三大競技花火大会の中では、全国花火競技大会が一番歴史が古く、1910年(明治43年)から開催。この大会では、総合優勝である内閣総理大臣賞の他に10号玉の芯入割物部門、自由玉部門、創造花火部門、昼花火部門、特別賞などがある。その他の大会では、スターマイン部門など多種多様の部門があり、優勝すると賞金が出ることや副賞が贈呈されるため、花火師たちは腕によりをかけて花火を作る。

  • キリコ

    キリコとは、立方体の角を落とした形状を意味する。切り子ガラスの略として使用される他、切子(きりこ・切籠)灯籠(とうろう)を指すこともある。切子灯籠とは、切り子形の火袋の四方に造花などが飾られ、吹き流しのような長い尾が付けられた灯籠。主にお盆の時期に飾られ、迎え火として軒先に吊るす地域も見られる。近畿・四国地方の浄土真宗においては、初盆の際に豪華な切子灯籠を飾ることが正式な習慣とされ、「お西」と言われる本願寺派と「お東」と言われる大谷派でも、それぞれ専用の切子灯籠が存在する。また、石川県では7〜10月にかけて「能登キリコ祭り」が能登半島各地で開催され、大きい物では高さ数十mにも及ぶ巨大キリコが使われることで有名だ。能登の人々にとって最も重要な祭りと位置づけられ、100ヵ所以上もの地域で盛大に行なわれている。

  • 義士祭

    義士祭とは、「赤穂事件(あこうじけん)」や「忠臣蔵(ちゅうしんぐら)」で知られる赤穂義士(あこうぎし)を偲んで行なわれる祭りを意味する。義士祭は赤穂義士にゆかりのある約20ヵ所もの地域で、いずれも赤穂義士たちが吉良邸に討ち入りを果たした12月14日近くに開催されている。その中でも特に有名なのが兵庫県赤穂市の「赤穂義士祭」で、東京都では港区の「泉岳寺赤穂義士祭」や墨田区の「本所松坂町公園義士祭」などがある。兵庫県の赤穂義士祭では目玉である忠臣蔵パレードの他、俳優や女優など豪華ゲストの登場が毎年の恒例となっており、2013年(平成25年)からは大石内蔵助に扮した俳優が義士行列に参加している。また、赤穂浪士と浅野内匠頭の墓所が存在する東京都港区の泉岳寺では兵庫県と同じく義士行列の他、墓前で御経が読まれ、一般の参列客も焼香を行なうことができる。

  • 玉名

    玉名とは、牡丹や菊などの割物花火に付けられる名前の総称を意味する。玉名は、その花火がどのような花火であるかが文字を見ただけで分かるようになっている。そのために、玉名は上昇中の様子、芯部の有無とその様子、開いたあとの変化の様子、玉の種別、消え際または星の末端部の変化の様子を表す言葉を組み合わせる。例えば、「昇小花付芯入菊先青紅光露(のぼりこばなつきしんいりきくさきあおべにこうろ)」という玉名の花火の場合、「昇小花付」が上昇中に小さな花がいくつか開く様子を表し、「芯入菊」が親星の内側にひとつ以上の芯を持つ菊の割物だということを表す。さらに「先青紅」が、星の先の方で、青から紅への色の変化が起こる様子を表し、「光露」が消える直前にひときわ明るく一瞬光る様子を表している。

  • 口火を切る

    口火を切るとは、花火や爆薬が着火しやすいように親導に刃物などで加工をすることを意味している。花火を着火する場合は、花火の外側に出ている「親導(おやみち)」と呼ばれる部分に火がつくことで、導火線の役割を果たし、中の火薬に火がつく。花火が上空でちょうどいいタイミングで開くのは、親導の長さを変えることで中の火薬に火が伝わる時間を調整しているからである。このように、花火において「口火を切る」とは、打ち上げのために花火を筒に装填する際、着火しやすいように、刃物などでV字型の切れ込みを入れること。この作業によって火薬断面を露出させ、着火が失敗することを防いでいる。この意味から転じて、物事の起きるきっかけや原因を「口火」と言い、物事を先駆けて行なってきっかけを作ることを「口火を切る」と言う。

  • 熊手

    熊手とは、落ち葉などをかき集める竹製で熊の手のように曲がった扇形の道具のことを意味する。日本には熊手に大判、小判や千両箱などの飾りを付け「福を?き集める」、「運をかき込む」道具として商売繁盛、開運招福の縁起物として熊手を飾る習慣がある。中でも東京浅草の鷲(おおとり)神社などで11月から始まる酉の市で売られる熊手は有名。熊手は小さい物を購入し、毎年大きな物に買い替えをしていくと商売がより繁盛するとされており、前年に買った物より小さくすると運気が下がるという考えから毎年買い替える人も多い。また購入後は、神棚などのできるだけ高い所や玄関に飾るのが良く、玄関に飾る場合は正面は入り口を向けて飾ると良いとされ、逆に北を向けて飾るのは良くない。特に、叶えたい場所や方角に向かって飾ると福を招くとされている。

  • 車火

    車火とは、「回転物」と呼ばれる仕掛け花火のひとつを意味する。車輪に火薬の入った噴射筒を取り付け、火薬の噴出による推進力を利用して固定した中心を軸に風車のように車輪を回転させる花火である。「火車」、「火輪」、「風車」とも呼ばれる。車火は江戸時代から使われている仕掛け花火であり、催される花火大会によって直径20cm程の物から5m近くの物まで、円の大きさも様々。反対側に逆方向となるよう噴射筒を取り付け回転を逆にするなど、大小様々な大きさの車輪を横に並べて回転させるなど演出方法にも工夫のある仕掛け花火である。特殊効果花火の一種である「サクソン」と呼ばれる花火も回転しながら火花を散らす花火である。

  • クロス打ち

    クロス打ちとは、花火の打ち上げ筒の角度を斜めにして打ち上げる花火を意味する。「斜め打ち」とも呼ばれる。クロス打ちでは、火の粉が太く尾を引いて上がっていき、弧を描いて消える「虎の尾」という花火や、筒にいくつもの星を詰めて次々と連発式に打ち出す「乱玉」という花火などを使う。これらの花火の筒を離れた左右に斜めの角度を付けてセットし、それぞれが交差するように飛ばす。虎の尾をまっすぐ上げた光と、斜めの光がクロスするように打ち上げられる演出や、菊や牡丹などの上空で上がる花火に合わせて下の方でクロスに打ち上げるという上下での演出に使われることが多い。斜めに打ち出すため、クロス打ちを禁止している県もあるが、花火大会では音楽と合わせて使われることも多く、人気演出のひとつである。

  • 黒玉

    黒玉とは、煙火玉が空中で破裂せずに地上に落下した物を意味する。原因としては、導火線に正確に着火しなかったり、割薬まで火が届かなかったりということが挙げられる。花火大会において、保安距離を確保する理由には「黒玉が落ちてきても事故が起きないように」という意味がある。黒玉の防止対策として、導火線の着火を確実にするために導火線に着火線を付ける、火薬をペースト状に溶かした泥薬を塗るなどを行なう。また、雨の日には不点火の可能性が高まるため、準備作業はテント等の中で行ない、準備が終了した打上筒はポリシートなどでカバーする対策が実施されている。黒玉が発生してしまった場合は、その処理または安全が確認されるまで次の打ち上げは行なわず、大会終了後は見回り、黒玉の回収を実施し、翌朝も同様に実施する。

  • ケとは、「ハレ」の対義語であり、「日常」を意味する。「ハレ(晴、霽)とケ(褻)」とは日本に伝わる独特の概念である。「ハレ」とは「晴れの日」や「晴れの舞台」、「晴れ着」、「晴れ姿」などといった、日常的に使用されている言葉からも分かる通り、折り目や節目などを指す特別なときを指す。そのため、初宮参りや七五三、入学式に卒業式、結婚式などといった個人的な祝いごとや、その他地域の祭りなども「ハレの日」と表現される。それに対して、特別なことは何もない日のことを「ケ」と言う。かつては、「晴れ着」の対義語として普段着のことを「褻着」、「褻衣」と表現することもあったが、使用されることは非常に稀になっている。

  • ケガレ

    ケガレとは、不潔や汚れを意味する言葉である。「汚れ」もしくは「穢れ」と表記される。歴史的には「不浄」とも密接な関係を持っており、日本の民族的観点からケガレは死、出血、出産等によって生じ、その家族、地域といった社会的集団に死、天変地異、病などの不幸をもたらすと信じられてきた。また、ケガレに触れた者は「ケガレる」という考えから、神道においてはケガレを祓い清め、災いを避けている。日本の神道行事のひとつである夏と年末に行なう「大祓(おおはらえ)」は、その年に犯したケガレや罪を取り去り無病息災を祈願する物である。ケガレは社会において差別や不利益を強いると議論されるが、原則としてケガレは誰にでも起こる一時的な状態であり、ケガレという観念が差別・非差別の構造という訳ではない。

  • 警固

    警固とは、不測の事態を警戒し、守り固めることを意味する。通常は「けいご」と読むが、岐阜県安八郡神戸町の日吉神社で行なわれる「神戸山王まつり」などでは、「けいご」がなまり「けんご」と呼ばれている。祭の警備だけでなく、準備やあと始末など世話全般を行なう人たちのことを言う。愛知県長久手市には、県指定無形民俗文化財に指定されている「長湫の警固祭り(ながくてのけいごまつり)」がある。この祭りでは、馬の背中に「標具(だし)」と呼ばれる札や御幣を乗せ、馬全体を豪華な馬具で飾り、鉄砲隊を伴う警護隊が街中を練り歩き、氏神様へ奉納する。また、ところどころで火縄銃を発砲することもある。古くから「豊年祭」のひとつとして尾張・西三河地方で行なわれてきた伝統ある祭礼。

  • 献茶

    献茶とは、神社仏閣寺院にて神仏や御霊にお茶を供えることを意味し、この儀式のことを「献茶式」と言う。また神様へ供えることを「献茶」、仏様へ供えることを「供茶(くうちゃ)」と呼んで区別することもある。献茶の由来には諸説あるが、一説では利休が正新町天皇(おおぎまちてんのう)に献供したことが始まりとされる。江戸時代までは貴人に茶をたてて献じることを「献茶」といった。献茶の儀式は全国各地の神社仏閣で行なわれているが、中でも有名なのは、広島県にある日本三景の島「宮島」・厳島神社の献茶祭である。これは、大潮の日の満潮に合わせ、茶道の表千家と裏千家が隔年で交互にお点前を披露し、神前に捧げる物で、出席者にも茶が振る舞われるため、毎年全国から多くの人が集まる。

  • 鯉口シャツ

    鯉口シャツとは、祭の装束のひとつであり、襟なしで七分丈のシャツのことを意味する。名前の由来は、袖口が鯉の口のようにすぼまっていることからきている。和装用の下着の一種で、地域によっては「肉襦袢(にくじゅばん)」と呼ばれることもある。江戸時代には職人の作業着としても着用されており、体にフィットし動きやすいところが特徴。素材は手拭地など綿100%であることが多く、サラッとしていて汗を良く吸い、乾きも早いので夏祭りの装束に適している。また、鯉口シャツは大きな柄物が主流で、龍や桜、江戸小紋などの派手で大胆な絵柄が多い。良く似た祭装束に「ダボシャツ」があるが、こちらは白やグレーなど無地の物が多く、名前の通りダボダボに着る大きめのシャツのこと。同じ襟なしで袖丈が短いシャツだが、鯉口シャツとは大きさに違いがある。

  • 航空法

    航空法とは、航空機の航行の安全、航空事業の秩序の確立を目的とする法律を意味する。花火にかかわる物は航空法第99条の2第1項、航空法施行規則第209条の3にあり、空港等の周辺や地表・水面から150m以上の空域など航空機の航行の安全に影響を及ぼすおそれがある空域に打ち上げることを禁止している。花火大会を行なうためには航空法も含め様々な手続きが必要であり、都道府県ごとに基準が存在する。また打ち上げ花火だけではなく玩具花火も、危険物の「火薬類」に該当するため、爆発する可能性のある物は航空機で輸送してはならず、航空機内にも持ち込んではならないという旨の航空法第86条が関係している。

  • 光露

    光露とは、打ち上げ花火が消える直前に一瞬強い光を放つ様子を意味する。輝と書いて「てか」とも呼ばれる。この現象はすべての打ち上げ花火に必ずしも現れるというわけではなく、打ち上げ花火はその種類によって様々な終わり方をするため、光露や輝はその中のひとつである。光露は銀色であることが多いが、中には色を出す物も。その場合は例えば「紅輝(べにてか)」などと色の名前と組み合わせて呼ばれるが、光露の前に色の名前が入る場合は最終的な星の色を表すので注意が必要だ。つまり、「紅光露」というのは紅色の花火が開いたあとに銀色が光って終わる花火を指す。光露の他にも花火の終わり方には、光露よりも弱めの光で終わる「降雪」、消える間際にザーッと波のような音を出す「群声」、バリバリと乾いた音を出す「先割」など様々な種類がある。

  • 氷祭り

    氷祭りとは、雪の降る北国で冬場に行なわれる氷を使った祭りのことを意味する。北海道に多く見られる祭りの一種で、1月下旬〜3月にかけて北海道上川町で開催される「層雲峡氷瀑まつり(そううんきょうひょうばくまつり)」が有名。氷でできた建造物やオブジェなどが一堂に集まりライトアップされ、層雲峡の断崖絶壁から流れ落ちる滝も凍り付き、巨大な氷瀑となる。冬場だが花火大会も行なわれるため、毎年多くの観光客で賑わう。同じく北海道網走市で毎年2月に開催される「あばしりオホーツク流氷まつり」では、迫力満点の大雪像や繊細な工夫が凝らされた氷像を楽しむことができる。また、日本三大雪まつりにも数えられている北海道札幌市の「さっぽろ雪まつり」も氷祭りのひとつ。広い会場に展示される200を超える圧巻の雪像で知られるが、中には氷でできた氷像もあり、国内外から多くの人が訪れる北海道の冬の一大イベントとなっている。

  • 小正月

    小正月とは、1月15日のことを意味する。これに対し、1月1日を「大正月」と言う。旧暦1月15日が満月であったことから、小正月は新年最初の満月(望)の日ということで「望正月(もちしょうがつ)」とも呼ばれる。正月の松飾りを飾る「松の内」の期間は7日までが一般的だが、かつては小正月(15日)までだった。松飾りをはじめとする正月飾りは小正月の前日の夜までに片付ける。小正月の風習は地域によって様々だが、代表的な物に小正月の朝に「小豆粥」を食べて、一年の邪気を祓い一家の健康を願うと言う風習がある。またこの日に行なわれる火祭り「左義長(さぎちょう)」は、別名どんど焼きとも呼ばれ、正月飾りを集めて火に焚べる。新年を迎えた年神様が、この煙にのって天へ帰っていくとされている。

  • 込棒

    込棒とは、手筒花火を作成する際に用いる専用の棒を意味する。まっすぐで先に向かって次第に細くなっている棒状であり、先端は平らになっている。素材には主にカシの木など、堅い木を用いるのが一般的。込棒の大きさは、作る手筒花火の大きさによって使い分けられるため大小様々。手筒花火を作る際に最も重要な工程が「火薬詰め」である。竹を乾燥させて節を落として形を整えた筒に縄を巻いた物に、黒色火薬と鉄粉、焼酎を混ぜ込んだ物を詰める際に込棒が使われる。鉄粉と焼酎を入れて練られた火薬を竹の中に入れて、込棒でトントンと突くことで固めていく。この際、詰め方が甘く空気が入ってしまうと、異常燃焼の原因となってしまうため、力を込めて根気よく念入りに詰める必要がある。

  • 籠もり

    籠もりとは、神を迎えて祭祀を行なうために、世俗から隔離することを意味する。「お籠り」や「物忌み(ものいみ)」とも呼ばれる。古くは籠もりや物忌みを行なうことは神祇令として課せられており、律令時代には、やや緩い物忌みである「散斎(あらいみ)」と、祭直前に行なわれる厳格な「致斎(まいみ)」が存在。大嘗祭の場合、天皇は散斎1ヵ月、致斎は3日間などと期間が定められていた。籠もりの習俗は各地に残っており、伊勢神宮では毎日朝晩に行なわれる「日別朝夕大御饌祭(ひごとあさゆうおおみけさい)」の際に、奉仕する禰宜(ねぎ)、権禰宜(ごんねぎ)、宮掌(くじょう)、出仕たちは、前夜からお籠りをする。そして忌火屋殿(いみびやでん)で調理された潔斎食を食し、完全に外部から遮断された生活を送ってから、祭祀を執り行なう。

  • 小割

    小割とは、打ち上げ花火のうち「割物」と「ポカ物」の中間要素を備えた物を意味する。一般的に「小割物」と呼ばれ、「半割物」と呼ばれることも。小割物を代表する打ち上げ花火の種類として、空中で小花を一斉に咲かせる「千輪菊」や大きな音と共に金色の火の粉を出す「花雷(はならい)」などが知られる。丸型の玉の中に星と割火薬が詰め込まれている構造の打ち上げ花火は「割物」、球体の玉皮の中に細工や星を放出する仕掛けが入った物は「ポカ物」とそれぞれ呼ばれるが、小割物は大きな玉の中に、星が詰められた小さな玉がいくつも入っている。たいていの場合、5号玉には12個、10号玉には32個もの小さな玉が入っており、空中で小さなたくさんの花を開く仕掛けである。また、ドンドンと大きな音を出す昼花火「雷(らい)」なども小割物に分類されている。

  • 号数

    号数とは、順番や大きさを表す「号」という単位の数を意味する。花火の場合では玉の大きさを表す単位で1号は1寸(約3cm)である。日本では昔から、花火の大きさを表す単位として長さの単位である寸や尺を利用していた。2寸から始まり3寸、4寸…と8寸まで花火玉の大きさがあり、その上に1尺から4尺までがある。この寸と尺を一般的に「号」という単位で表すようになっている。号数も2号から始まり8号まで、その後10号、12号、15号、20号…40号までがある。寸や尺での呼び方も残っており、特に広く使われているのは「尺玉」という10号の花火玉を表す呼び方で、「三尺玉」と言えば30号の花火を表して使われている。また打ち上げる高さはこの号数に比例しており、号数が多い程打ち上げの高さも花火が開く直径も大きくなる。

  • 号砲

    号砲とは、日が昇っている明るいときに上げられる花火である「昼花火」の一種で「ドーン」と1発だけ大きな音を鳴らす花火のことを意味する。号砲は主に運動会や花火、祭りなどの催し物の開催を知らせるときに使われ、「雷」と呼ばれる種類の花火を使用して音を鳴らす。雷は塩素酸カリウムを使った発音剤や過塩素酸カリウムと粉末のアルミニウムをクラフト紙で包んだ物に導火線を付けた物で、その見た目から、「らっきょう」とも呼ばれている。大きな音を出すために火薬を多く入れ玉貼りも厚くするため、より大きな音が空に鳴り響くのである。音を発する花火は、1発だけの物を「号砲」と呼び、3発の物は「三段雷」、5発の物は「五段雷」と呼ばれ、雷の導火線の長さを変え、順番に破裂させて時間差で音を鳴らしている。

  • 後宴

    後宴とは、祭礼や大宴のあとに再度催される宴や、祭礼のあと始末のことを意味する。大阪府富田林市にある美具久留御魂神社(みぐくるみたまじんじゃ)の「秋季例大祭」最終日に行なわれる「後宴祭」は、だんじりが神社へと向かう勇敢な祭礼のことを指す。このように後宴が祭礼のひとつとなっていることもあるが、もともと後宴祭とは、祭礼の間に人をもてなすなどの用事で参加できなかった人たちのために再度行なう神事のことであった。また、岐阜県日吉神社の「神戸山王まつり」や滋賀県日吉神社の「大溝祭(おおみぞまつり)」などでは、氏子総代や責任役員たちが祭礼道具を点検しながら納めるなどのあと始末が後宴と称して行なわれている。

  • 曲水の宴

    曲水の宴とは、平安時代に朝廷や公家などで行なわれた宮中行事のひとつを意味する。中国が起源とされ、日本では最も古い記録として485年(顕宗天皇元年)に天皇の宮中行事として行なわれたことが日本書紀に残されている。別名「きょくすいのえん」や「曲り水の豊の明り(めぐりみずのとよのあかり)」とも呼ぶ。福岡県の太宰府天満宮や京都府の賀茂別雷社など、多くの神社が「禊祓(みそぎはらえ)」の神事として曲水の宴を再現している。多くが3〜4月の桜の季節に行なわれ、十二単や衣冠などの平安装束に身を包んだ参宴者が小川のふちに座り、流れてくる盆が通り過ぎる前に和歌を詠み、盆にある酒を頂く、と言った雅で美しい行事である。

  • ご神体

    ご神体とは、神霊が宿る物体のことを意味する。寺院の「ご本尊」とご神体の大きな違いは、神その物であるかどうかにある。ご神体はあくまで「神霊が宿っている物」であり、神社によってその形態は異なる。玉、剣、鏡、弓、鈴、農具といった人工物に限らず、山や岩、石、木、泉などの自然物をご神体として祀る神社もある。なお「古事記」に書かれた有名な「三種の神器」はご神体として、鏡は伊勢神宮、剣は熱田神宮、勾玉は皇居の宮中三殿のひとつである賢所に祀られている。ご神体は本殿の中にあり、神社の中で最も尊い物とされる。そのため見ることができるのは限られた神職のみであり、神職でも容易には見られない。よって、寺院の御本尊のように「御開帳」を行なうことはできず、神社本庁も固く禁じている。

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