
埼玉県で一番面積の大きい秩父市で、平安時代から続くと言われている夏祭りです。秩父市のお祭りといえば、日本三大曳山祭りとして知られ、毎年12月2日と3日に開催される『秩父夜祭り』が有名です。その人気のお祭りに負けないくらい迫力がありおすすめなのがこの『秩父川瀬祭り』です。一番の違いは開催される時期が正反対であることです。秩父夜祭りは寒い12月の夜に開催されるのに対し、秩父川瀬祭りは暑い7月に開催されます。秩父の街中を曳かれる山車は各町内から出されるため、何回も参加している人には見分けがつくと思いますが、この秩父川瀬祭り限定で山車が出される地区もあります。屋台4台と笠鉾4台の合計8台が秩父屋台囃子を響かせながら街中を曳かれる光景は地元の人達はもちろんのこと、市外から足を運ぶ観光客にとっても癖になることは間違いありません。また、秩父川瀬祭りは真夏のお祭りということもあり、昼間には山車の他に御神輿を担ぎながら川に入るイベントもあります。こちらも迫力があってとても魅力的です。笠鉾もまるでしだれ桜を見ているような大迫力でとても綺麗な山車となっています。秩父神社を中心に、秩父市街全体を使ったお祭りで、広範囲に渡って露店も出店されますし、祭り好きの大人から小さなお子さんまで一日中飽きずに楽しめます。初日は昼過ぎくらいから山車が市内の巡行を始め、夜は全ての山車が秩父神社に集結します。2日目になると朝から巡行を始めるのですが、この日に御神輿のイベントがあり夜まで山車を見ながら楽しめます。20時頃から打ち上げられる花火は1時間以上あがり続けるので、山車目的の人、花火目的の人、露店目的の人と、事前に調べていくのもいいかもしれません。電車で遊びにいく場合は、秩父鉄道で本数も少ないです。帰りがとても混雑しますので、計画的に楽しむことをおすすめします。秩父市内には温泉施設やホテルもたくさんありますので宿泊もいいと思います。