競馬式は江戸時代の馬の出来栄えを見せる名残です。
くらやみ祭りは、数十年前は、ケンカ祭りとして真っ暗闇の中で行われていました。当時は、あまりに危険なため、子供は夜にお祭りを見に行くことを禁じられていたと母親が言っていました。
この祭りは司馬遼太郎の小説「燃えよ剣」の冒頭部分にも出てくる昔からあるお祭りです。近藤勇、土方歳三は近くの日野村(今の日野市)出身で、実際にお祭りに行っていたかもしれませんね。
江戸時代には、府中は軍馬の産地として知られ、江戸幕府に馬が謙譲されおり、祭り中に行われる競馬式は、馬の出来栄えを競うことから始まったといわれていますと、場内のアナウンスで案内されていました。
今年は、JRAの藤田奈々子騎手をはじめ、6人の騎手が見事な手綱さばきを見せていました。夜8時からですので、お子様もぎりぎり見られる時間かなと思います。よく流鏑馬と間違われる方が多いようですが、そこまで激しくはありません。しかし、夜の帳の中を馬が走るのは、なかなか迫力があります。
写真撮影は禁止されてはいませんが、フラッシュは馬が驚くのでやめるようにいわれていますので、写真撮影の際には、注意してくださいね。