
「二河の火祭り(にこうのひまつり)」は、和歌山県那智勝浦町にある「三光山金剛寺」で毎年8月23日に行われる約500年の歴史を持つ荒供養の火祭りです。19時〜21時ごろの2時間に渡って続きます。 約500年前の室町時代の永正7年(1510年)年始まったとされており、時代が変わってもずっと続けられていることになります。 2019年〜2022年は新型コロナウイルス感染症の影響により中止になっていましたが、4年振りに2023年は開催されました。 白装束に着替えた地元青年会の人たちが中心になって本堂で採火し、両手に松明を持って寺の裏山に駆け上がります。裏山にある目神八幡神社の社前から昔はお堂の上高く枝を張り巡らせた松の大樹に、今は張り巡らせた鉄線に松明を振り回しながら投げる荒行事です。 遠くから眺めると炎で山が赤く燃えているように見えますよ。 日にちが固定なので遠方からだと行きづらい行事ですが、2024年は金曜日、2025年は土曜日に当たるので、狙い目かも知れません。