備前加茂大祭
備前加茂大祭(びぜんかもたいさい)は、岡山県吉備中央町で毎年10月の第3日曜日に行われる、歴史あるお祭りです。
約950年前に始まったとされていて町内の8つの神社が「加茂総社宮」に集まって合同でお祭りをします。
地域の人々に大切に受け継がれてきた伝統行事で、迫力のあるお神輿(みこし)や、華やかな行列が見どころです。
このお祭りの一番の魅力は、大きなお神輿が町を練り歩くところです。
神輿は500年以上の長い歴史のある木で作られており、とても立派で迫力があります。
遠くの神社では、深夜2時ごろに神輿を担いで出発することもあり、地元の人たちの熱意が感じられます。
朝7時から始まる「お入り」という儀式では、各神社の神輿が順番に加茂総社宮へ入っていきます。
この様子はとても厳かで、見ているだけで心が引き締まるような気持ちになります。
また、お祭りでは「薙刀(なぎなた)の舞」や「棒使い(棒術の演舞)」、「継ぎ獅子(つぎじし)」などの伝統芸能も披露されます。
特に「継ぎ獅子」は、獅子舞をする人が肩の上に乗り、どんどん高くなっていくパフォーマンスで、大迫力です。
お祭りの最後は「御神幸(ごしんこう)」という行列で、お囃子(おはやし)や獅子舞を先頭に、神輿と一緒に町の中を歩きます。参加者は昔ながらの着物や袴を着ていて、とても華やかです。
車で行く場合は、岡山自動車道「賀陽IC」から約20分、中国自動車道「落合IC」から約40分。
お祭りの日は混雑するので、早めに行くのがおすすめです。
電車とタクシーを使う場合、最寄りの駅は JR津山線「亀甲駅(かめのこうえき)」 です。
駅から会場までの直通バスがないため、タクシー(約30分)が便利です。
バスは本数が少ないので、自家用車やレンタカーをおすすめします。
アクセスは少し不便ですが、それでも訪れる価値は十分あります。歴史あるお祭りの雰囲気を味わいたい方には、ぜひおすすめです。
お祭りや歴史が好きな方はぜひ訪れてみてください。