日本の祭り・花火大会用語辞典
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型物
かたもの型物とは、空中で花火が開いたときになんらかの図形や絵などの型を表すタイプの打ち上げ花火を意味する。型物の歴史は意外にも古く、江戸末期頃から存在。当時は花火で表現できる色が限られていたため、円や十字などの形でユニークさを追求したのが型物の始まりとされている。その後、もっと複雑な絵柄の花火が作られるようになり、代表的な物に「ハート型」や「スマイルマーク型」、または人気のキャラクターなども打ち上げられるようになった。ただし、型物は基本的に平面で作られているので、見る角度によっては何の形を表しているのかが分からない場合もある。そのことを考慮し、型物は通常何発か違った向きに打ち上げられ、どの角度から見てもどんな型物花火が上がっているのかが分かるよう配慮されていることも。また、花火師の努力と工夫によって、立体的な型物花火も開発されている。
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