日本の祭り・花火大会用語辞典
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クロス打ち
くろすうちクロス打ちとは、花火の打ち上げ筒の角度を斜めにして打ち上げる花火を意味する。「斜め打ち」とも呼ばれる。クロス打ちでは、火の粉が太く尾を引いて上がっていき、弧を描いて消える「虎の尾」という花火や、筒にいくつもの星を詰めて次々と連発式に打ち出す「乱玉」という花火などを使う。これらの花火の筒を離れた左右に斜めの角度を付けてセットし、それぞれが交差するように飛ばす。虎の尾をまっすぐ上げた光と、斜めの光がクロスするように打ち上げられる演出や、菊や牡丹などの上空で上がる花火に合わせて下の方でクロスに打ち上げるという上下での演出に使われることが多い。斜めに打ち出すため、クロス打ちを禁止している県もあるが、花火大会では音楽と合わせて使われることも多く、人気演出のひとつである。
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