日本の祭り・花火大会

日本の祭り・花火大会用語辞典

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  • たまや

    たまやとは、江戸時代に繁盛した花火屋を意味する。花火が打ち上がった際に起こる「たまやー」「かぎやー」という掛け声でも広く知られている。漢字では「玉屋」と表記されるたまやは、1808年(文化5年)に江戸の花火屋の老舗「かぎや(鍵屋)」の番頭を務めていた清七が暖簾分けをして創業。清七はのちに「市兵衛」と改名して両国の吉川町に店を構え、かぎやと並ぶ江戸の二大花火師として活躍した。隅田川花火大会のはじまりとされる「両国の川開き」では、両国橋を挟んで上流ではたまや、下流ではかぎやが競い合うように花火を打ち上げていた。江戸の庶民は両花火師を称えて、「たまやー」「かぎやー」の歓声を上げたといわれている。しかし、その後の1843年(天保14年)に発生した失火事件が原因で、たまやは廃業となった。わずか一代で終わりを迎えることとなったが、その名前は語り継がれている。

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