日本の祭り・花火大会用語辞典
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伝統花火
でんとうはなび伝統花火とは、古くから地域に伝わる花火を意味する。伝統花火はその地域に住む住人によって手作りされる独特の花火であり、歴史も古い物が多いためそのほとんどが和火(黒色火薬)で行なわれる。伝統花火の多くは豊作や収穫を願って行なわれ、神社に奉納されるが、代表的な物に「手筒花火」がある。手筒花火は、竹やくりぬいた木で筒を作って中に火薬を詰め、筒から勢いよく火の粉が吹き上がる花火のこと。人が花火を脇に抱え、手持ちで行なうところが大きな特徴だ。愛知県豊橋市もしくは豊川市が発祥地とされており、三河地方を中心とする東海地方で盛んである。他にも、滋賀県篠田神社では板に描いた絵に火薬を塗って点火する仕掛け花火や、茨城県の愛宕神社では仕掛け花火を伴った人形芝居である「綱火」などが伝統花火として知られている。
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