日本の祭り・花火大会用語辞典
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旗物
はたもの旗物とは、昼花火のひとつを意味する。昼に打ち上げられる昼花火では、大きな音を出す音物や様々な煙を出す煙物などがよく知られるが、旗物は吊り物の一種。打ち上げられた花火玉の中から、旗のついたパラシュートが放出される。パラシュートに吊られた旗には広告や万国旗が描かれており、旗を連ねて吊るした連旗、長い旗を吊るした長旗、2つのパラシュートを使い横長の旗を吊るした横旗、たくさんの旗を吊るした千枚旗などがある。しかし、電柱の増加やパラシュートを追いかけた子供の事故などにより、ほとんど見られることはなくなった。毎年5月に行なわれる埼玉県秩父郡小鹿野町の「倉尾神社例大祭」では、口上と共に奉納者の個人名や企業名が書かれた長旗を、商売繁盛や家内安全を願って打ち上げられるのを見ることができる。
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