日本の祭り・花火大会用語辞典
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引く
ひく引くとは、花火の様子を表現する専門用語のひとつを意味する。花火が上空で破裂したあとに星が飛び散って行くときの光跡を指し、「引き火」または「引き」と言われることが多い。引きは炭火色と言われる暗いオレンジ色で、割物花火の「菊」という種類の花火にのみ見ることができるため、「引き」と言えばすなわち「菊」その物を指すこともある。反対に、割物花火のうち引きがなく芯のある物は「牡丹」という種類に区別される。また、玉名などに「引き先」という言葉が使用されるが、これは飛んで行く星の先端のことを言う。中には、引き先の色が変化するように工夫されている物も多く見られる。例えば引き先が、引き色から赤、そして緑に変わった場合は玉名に「引先紅緑」といった具合に、引先のあとに変化した色の名前を入れて付けられる。
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