日本の祭り・花火大会用語辞典
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星掛け
ほしかけ星掛けとは、掛け星を作る作業を意味する。その形から、「丸星」と呼ばれることもある掛け星は、美しい丸いかたちに開く日本の打ち上げ花火に使用される火薬である。掛け星は、まず作りたい星の大きさによって菜種やコルク片、綿の実やプラ芯などの中から芯となる物を選ぶ。そして、選んだ芯を「星掛け機」、または「増粒器(ぞうりゅうき)」と呼ばれる斜めになった釜が回転する機械に入れる。そこに水で溶いて泥状にした火薬を流し込み、釜を回転させて丸くしていく。1日に1mm程の火薬を付着させたら天日にさらして乾かし、乾いたらまた星掛け機に入れて火薬を付けるという作業を繰り返すことで掛け星を大きくする。また、このように星を育てていく途中で火薬に混ざった金属や薬品の配合を変えると、途中で色が変わる星を作ることができる。
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