日本の祭り・花火大会用語辞典
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盆
ぼん盆とは、花火の良し悪しを評価するときに使用される専門用語のひとつ。煙火業界では、花火が大きく開ききったときの丸い状態を「盆」という。均整の取れたきれいな真円になった物は「盆の形が良い」、「盆がきれい」などと表現されるが、これに対し、円の形が乱れて楕円形に開いてしまった花火は「盆がいびつ」といわれる。盆の形が良い花火にするためには、打ち上げられた花火玉が最高点に達したときに破裂することが重要であり、上昇や下降の途中で開いてしまった物は盆が歪んでしまう。一番良いタイミングで花火玉が破裂することは「玉の座りが良い」と言われ、玉の座りは盆の形に大きな影響を与える。花火の美しさを競う競技大会では、これら「盆の形」や「玉の座り」、また星が勢い良く放射線状を描いて飛ぶことを表す用語「肩の張り」や星が一斉に消えるかどうかの「消え口」などに注目し、花火のできを評価する。
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