日本の祭り・花火大会用語辞典
- 小
- 中
- 大
-
焼き金
やきがね焼き金とは、花火玉を打ち上げる際に使用される器具のひとつを意味する。花火玉を上空に打ち上げるにはいくつかの方法があり、そのプログラムや演出によって使い分けられている。そのうち、「早打ち」という打ち上げ方法に欠かせないのが焼き金という器具だ。まず早打ちとは、1発ずつ打ち上げる「単打ち」とは反対に、同じ筒で次々と花火を上げる方法のことを言う。早打ちを行なうときは、固定された筒の中に真っ赤になるまで熱した、らせん状または円盤状の焼き金が入れられる。そして、早打ち用の花火玉には取っ手と、その反対側の底部分にはあらかじめ揚薬が仕込まれている。花火師が取っ手を持ち、花火玉を素早く筒の中に入れることで底の揚薬が焼き金に触れて着火し、花火が上がるという仕組みだ。通常早打ちは2人がかりで行なわれるため、息の合った連係プレーが重要である。
全国から日本の祭り・花火大会を検索
全国からご希望の都道府県を選択すると、各地域の日本の祭り・花火大会を検索できます。