日本の祭り・花火大会用語辞典
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洋火
ようび洋火とは、花火の種類のひとつを意味する。花火には打ち上げ花火や仕掛け花火、玩具花火など様々な種類があるが、それらは使用されている火薬に応じて「和火」か「洋火」かに分けることができる。まず和火とは、江戸時代から続く製法で作られた花火のこと。「木炭」、「硝石」、「硫黄」の3種類を混ぜた「黒色火薬」が使用されており、黒色火薬で作られた花火は、基本的に赤茶けた色か暗い青色しか出すことができない。それに対し「洋火」とは、明治維新以降に日本へと伝わってきた金属化合物と火薬とを混ぜた物が使用された花火で、より明るく様々な色を出す物を指す。国内で行なわれる花火大会やイベントに使用される花火のほとんどはこの洋火である。赤はストロンチウム化合物、黄色はナトリウム化合物、緑はバリウム化合物、蒼は銅化合物など、それぞれの元素の炎色反応を応用して、色とりどりの花火が作られている。
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