日本の祭り・花火大会用語辞典
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ケガレ
けがれケガレとは、不潔や汚れを意味する言葉である。「汚れ」もしくは「穢れ」と表記される。歴史的には「不浄」とも密接な関係を持っており、日本の民族的観点からケガレは死、出血、出産等によって生じ、その家族、地域といった社会的集団に死、天変地異、病などの不幸をもたらすと信じられてきた。また、ケガレに触れた者は「ケガレる」という考えから、神道においてはケガレを祓い清め、災いを避けている。日本の神道行事のひとつである夏と年末に行なう「大祓(おおはらえ)」は、その年に犯したケガレや罪を取り去り無病息災を祈願する物である。ケガレは社会において差別や不利益を強いると議論されるが、原則としてケガレは誰にでも起こる一時的な状態であり、ケガレという観念が差別・非差別の構造という訳ではない。
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