日本の祭り・花火大会用語辞典
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彼岸
ひがん彼岸とは、春分の日を中日とした前後3日を合わせた7日間の期間のこと。「お彼岸」や「春の彼岸」とも言う。秋分の日を中日とした前後3日を合わせた7日間も彼岸と言うが、一般的に彼岸というと春の彼岸を意味することが多い。彼岸とは「向こう岸」という意味で、仏教用語では煩悩を脱して涅槃(ねはん)の境地に達することを言う。反対に現世のことは「此岸(しがん)」と言い、区別している。彼岸には多くの寺院で「彼岸会(ひがんえ)」という法要が営まれ、祖先を偲んで墓参りが行なわれる。このときに欠かせない供え物と言えば「ぼた餅」だ。古くはご飯に小豆を挟んだだけの物であったが、江戸時代には餅の中に餡を詰めるようになり、その後、餅を餡で包むスタイルとなった。祖先の墓や仏壇に、精進料理と共に供える。秋の彼岸に供える物は、ぼた餅と同じ物だが「おはぎ」と呼ばれる。
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