川越まつり
川越まつりは毎年10月の第3土曜日、日曜日に行われます。
氷川神社の例大祭が元となりその中の山車行事等から成り立っています。
約370年前の慶安元年の川越藩主が氷川神社へ祭礼をし奨励したことが始まりとなり町の人々も随行するようになったことが川越まつりの起源であると言われています。
祭りの本格的な準備は前週末に始まり、山車の組み立て、山車小屋の設置、そして前日までには会所の設営や道路に面した家の軒に紅白幕を張る軒端揃いを済ませておくことがほとんどです。
現在、山車は29台あり各町で所有している山車を1年毎に交互に出していますが、1度に出揃うこともあり迫力満点です。
また、山車同士がすれ違う際は、相手の山車に向けて囃子台を回転させ、至近距離で囃子や踊りを競い合います。
曳っかわせと呼ばれており、相手の山車の囃子につられて演奏してしまった山車は相手に道を譲るなど「川越まつり」最大の見どころになっております。
夜になると、山車やそれを引っ張っている町内の方々が持っている提灯に明かりが灯り、昼間とは違ったきらびやかな雰囲気を楽しむことができます。
それぞれの山車の曳き手たちは山車の前で提灯を振り上げ、その周りでは観衆の声援が囃子方へ飛び交い、 川越祭りの盛り上がりは最高潮に達します。
そうした山車が川越市役所前へ一度に集合し盛り上がる場面も魅力の1つです。
2016年にはユネスコの無形文化遺産に登録される関東三大祭りの1つとなり毎年90〜100万人の人々が観光として訪れます。
山車や囃子の他に屋台村という出店だけが集まっている場所があります。
以前まではクレアモールという商店街に出店が並んでいましたが道幅が狭くなってしまいトラブルの要因にもなる為、現在はまるひろの駐車場へ出店が移動しました。
川越祭り期間外に観光された時は川越お祭り会館をオススメします。
実際に川越まつりで曳かれる本物の山車2台を定期的に入れ替えながら展示してます。 山車の迫力を間近で見られ定期的にお囃子の実演も行われるのでいかがでしょうか。